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 今回は久々に仕事の話題。もう一週間が経ってしまったのですが、先週の日曜日はみなべ町の山林で間伐体験を実施しました。

 森林に関心のある方々を対象に、人工林などの間伐や木材の搬出を行い、それを地域通貨など何らかの形で収入の足しにすることにより、無償のボランティアからもう一歩踏み込んで、継続的に林業の助けになってもらえる方を育てようと企画したイベントで、その名も「ホリデー木こり入門講座」。現役の勤労者であれば週末に木こりを、リタイアされた方の場合はいわば毎日がホリデーですから、第二の人生を準木こりというか林業見習い者として、趣味と実益を兼ねて頑張ってもらい、こうした人々の中からさらに将来は林業を支える新しい力として巣立ってもらえる方が生まれれば…との期待も込めています。⇒チラシはこちら

 講座は全3回。1月18日に開いた第一講では、和歌山森林インストラクター会を牽引するOさんから森林全般についての解説を受けたあと、紀州製炭組合代表のHさんから、世界一の品質で名高い紀州備長炭の製造工程について、実際に製造中の炭焼き窯を見学しながら解説してもらったり、さらに実際に付近の森林に入って山の見方などを学びました。次いで今回はいよいよ実習というわけです。

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 まず最初は安全講習。木材という重量物を扱い、またチェーンソーなどを使用する林業作業は、ひとつ間違えば深刻な事故につながる恐れがありますので、みなべ森林組合のベテラン作業員から機械の扱い方や、伐倒の際の注意点を綿密に学びます。会場は紀州備長炭振興館。受講生は29人でした。
 
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 次いで、座学の会場から外へ出て、森林組合の皆さんの援助を受けながら、チェーンソーで実際に木を切ってみます。最初はおっかなびっくりでしたが、作業を繰り返すうちに徐々に慣れ、女性も含めて全員、エンジンをかけるのも、材木の上下から切り進めて裁断するのも、機械に負担をかけずにエンジンを切るのも、そこそこスムーズにできるようになりました。ただ、チェーンソーの歯の目立ては直ぐには難しく、かなりの練習が必要なようです。

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 さらに、その次は実際にヒノキとスギの森に入っての伐倒です。今回は成長の劣る劣勢木の間伐で、倒す木は事前に森林組合の方で選んでくださっていましたが、その一本一本について倒す方向を慎重に決め、まず倒す方向にチェーンソーで受け口を作って、さらに反対側から追い口を切り込み、間に残ったツルを蝶番のようにして狙う方向に押し倒します。これも、順番に体験し大きな失敗なく倒すことができました。劣勢木とあって、そう太い木はありませんでしたが、それでも倒れるときはかなりの迫力です。

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 数本倒すと、リーダーの声で一斉に玉切り。まず枝を切り払い、3mくらいの長さに切り揃えて一箇所に積み上げます。何しろ人数が多いので、一斉に掛かれば作業も早い。倒された数本の木に大人数が寄り集まって数台のチェーンソーが一斉に唸りをあげ、やがて幹も枝も綺麗さっぱり地面から消えてなくなる様には、なんだかピラニアが獲物に殺到して跡形もなく食い尽くすような感じもしたりして(失礼)、なかなか爽快でした。

 これであとは、第3回目を残すのみ。その三回目は「木の駅サミットinわかやま」ということで、2月21日(土)と22日(日)の二日間、日本一の梅が満開のここみなべ町で開きます。
 木の駅は、森林に放置されている未利用材や、間伐などででた木材を、一定価格の地域通貨で買い取る場所のこと。買い取った材は薪に加工したり、チップ業者に引き取ってもらったりします。プロの林業事業者としてはとてもコストが合いませんが、輸送費を除いても晩酌代くらいにはなるので、生活費目的でないホリデー木こりなら充分ボラバイトになります。で、このシステムを備えた「木の駅」が今、全国で急速に広がっているのです。その全国の仲間が集まる年一回のイベントがこのサミットというわけで、これを今回、和歌山に誘致し、「ホリデー木こり入門講座」の仕上げとしたわけです。さて、全国からどのような顔ぶれが集まってくれるでしょうか。⇒チラシ&ポータルサイトはこちら


 
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3月21日は東京で表記の会合に出席してきました。
写真のアップには対応できないようですので、詳しくはまたの機会に。

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 で、遅ればせながら写真をアップ。挨拶する長谷川理事長。

 行きの新幹線で宮沢賢治『春と修羅』読了。
今日18日は、朝から農林水産省の独立行政法人から職員が二人派遣されての外部監査。コジローの勤め先である和歌山有機認証協会は、農林水産大臣の登録を受けて有機農産物関係のJAS認定を行っている認証機関として、年に一回、登録基準を維持しているかどうかを確認する外部監査を受けることが義務づけられている。今回は、その登録基準とされているISOの国際規格が昨年秋に改訂されてから初めての監査で、いつもにまして念入りだ。5時までみっちりやって監査される方もする方も相当疲れたが、明日もまだ丸1日掛けて続きがある。

 監査を終えてから、大雨の中、ちょっと整形外科へ。実は2月上旬からずっと右肩の調子が悪く、ついに今朝、腹を決めて診察開始前の時間に立ち寄ってみたのだが、すでに超満員だったので診察は諦め、問診票だけ出して退散したのだった。再訪した夕方はさすがに空いていて、レントゲン撮影を含めテキパキと診てもらい、適当な薬を処方してもらった。で、診断結果だが、首の骨が変形しているのが原因。長年のPCかじりつき仕事の職業病のようなモノで完治するのは不可能、痛みが出るたび、ごまかしながら付き合いしていくしかないらしい。はあ、まあ、そんな所じゃないかと思っていたが、やれやれである。

 さらに夜は7時から「わかやま環境ネットワーク」の理事会。田辺から橋本までの理事が集まって、来年度の活動の進め方について相談した。しなくちゃならないことはたくさんあるが、自分にとってのメイン課題はやはり森林バイオマス利活用の活動を広げ、過疎山村に新たな仕事と雇用を作り出すことだ。そのためにも、森林インストラクター、がんばらなくては。

 …だけど、この忙しさでは、勉強の時間は早朝にしか取れない。今朝は5時に起きて1時間半、テキストを読むのが精一杯だった。読書は宮沢賢治の『春と修羅』がなかなか難解で渋滞中。まあ、いまは仕方ないか。先は長い、焦ることはない。
 今日3月5日は我がNPOの給料日。最低これだけはやらないと「代表」のカタガキが泣くので、事務所をシェアする二つNPOの計5人の給与を計算して支給する。年度末、ひとつのNPOの貯金は空っぽに近い、が、空っぽの原因は他のもうひとつのNPOに運転資金を融通しているから、…というわけで、どっちもなかなかに大変だ。

 午後は当地方の地銀会議室で、中紀地域に木質バイオマス発電所を開設することを目指す協議会の中核メンバーが集まる5回目のコア会議。環境省に農水省も一枚咬む受託事業で、バイオマス発電所開設への調査や準備を進めてきたのだが、来年もこの活動を継続し、結果を出すための相談。この事業の成否を握るのは、発電原料となる大量の木質バイオマスを安定して確保流通するシステムを構築することで、我がNPOわかやま環境ネットワークがこの分野を担当している…のだが、ホント、これは大変。
 
 仮に500OKwクラスの発電所を設置するとなれば(実際、最低この程度のスケールでなければとても採算が取れない)年間9万トンの燃料を確保しなければならない。10トン車9000台分、300日稼働するとして、毎日10トン車30台分の林地残材を発電所に供給し続けなければならないわけだ。

 そのためには、森林組合や山林所有者や加工業者や紀州備長炭を焼く人たちや、とにかく多くの人たちの利益になり山村の維持と振興に貢献するシステムを構築しなければならない。いまの林業情勢からハードルは非常に高いがやりがいのある仕事だ。今日の打ち合わせで、来年度は実際に、次に書くボランティアの活動にも依拠して、実験的に100トン程度のバイオマス資源の伐倒、搬出をやってみることになった。

 夜は、昨年から2年連続して取り組んできた薪ストーブ普及活動の事業総括的な会合。紀南と紀北の「地球温暖化対策推進協議会」を中心にがんばって、2地域にそれぞれ薪ストーブ所有者等の実需者、紀州独特の製炭業者や林業者、大量の剪定枝の処分に困る果樹農家、それに市民・NPOからなる「薪」を軸とする常設ネットワークが誕生するに至った。今日はその到達点をみんなで評価するとともに、今後の方向として前記の木質バイオマス発電事業と歩調を合わせ、来年度はおおいに森に入ることを確認した。 次の展開が楽しみだ。

 といった次第で、今日も忙しく、夜は勉強する時間が取れない。が、まあ、自分の生活からこれは元から予想できたことなので、もともと早朝を勉強時間に充てようと思っていて、今朝は4時に起床し2時間、引き続き「入門」を読み進んだ。読了した章は「森林の利用と保全の歴史」「林業と山村」「山を楽しむ文化」、以上で知識編は終わり、続いて技術指導編、これはいずれの章も短い。今朝は「自然観察の考え方と指導法」「自然観察のプログラム例」「自然観察の指導」「森林観察インストラクション実技」「林業体験の指導ー小中学生編」「林業体験の指導ー成人編」「炭焼き体験の指導」「野生キノコ観察採取の指導」。これで「入門」は7割方まできた。

 今日、帰宅したら通信教育の教材が着いていた。比較的薄い冊子が三冊。なんだ、この程度か…と、ちょっと拍子抜けしたが、「中身は精選してあり、とりあえずこの程度は全部記憶しなければ始まらない」と書いてある。ん~、ますますファイトが湧くぞ!
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