3月12日、朝イチで日高川町役場に直行し、同町職員と森林バイオマス資源の収集方法について意見交換。同町は先日コジローらが視察した「土佐の森」方式を導入して、通常なら販売価格が安すぎるため放棄される林地残材について、流通価格のトン3000円に同町内でのみ使用可能な商品券3000円を上積みすることで搬出労働の対価にプレミアムをつけて収集。森林組合でパウダーに加工した後、町内の温泉施設などのバイオマスボイラーに供給している。商品券の原資は基本的に排出権取引での収入や町内の風力発電施設から入った税収でまかない、原則として町財政が負担することはない。

 まさにエネルギー自給地域ならではの理想的なシステムではあるのだが、実際には搬出しようというマンパワー自体が高齢化で不足しており、課題はなお多い。我々が今すすめようとしているバイオマス発電の現段階での到達段階を説明し、今後の情報交換と相互協力を約して別れた。

 さらに午後はお隣の御坊市で、森林組合や林業事業者、チップ業者の皆さんに集まってもらって、3回目のバイオマス原料収集の相談。今回は、バイオマス発電プラントなどの設置費用が明らかになったことを受け、原料収集に回せる資金量の目星が付いたことを、ワタクシから説明。トンあたりの買い入れ価格の基準が明確になったことで、漠然と意見交換していたこれまでとは異なり、かなり突っ込んだ議論がなされた。

 この事業は来年度も継続するので、実際に伐採から搬出、チップ化して発電燃料として納入するまでをモデル的に様々なケースでテストし、実際のコストを計量する予定。前途は多難で課題山積だが、もし成立すれば和歌山の山村と林業にとり、まさに起死回生の事業になる。ダメで元々、失うモノは何もない。とにかく前のめりで突っ込むことだ。

 一方受験勉強は、森林基礎の第三チャプターの演習にチャレンジ。早朝と帰宅してからの二回に分けて計1時間でなんとか解いたが、ん~、やっぱりかなり難しくなってきた。やっぱ、こっちも本気でやらないと!

 それにしても、学ぶことは楽しい。毎日、発見に次ぐ発見にワクワクする日々だ。自然とは、なんと大いなる驚異に満ちていることだろう。それをカタクリや福寿草に代表される「春植物」(spring ephemeral)の生態から改めて学んだ。だが、こうして新しい知識を得ても、フィールドに出てそれをひとつひとつ検証しなければ本物にはならないことを痛感している。裏山でいいから、早くルーペとスコップと図鑑をもって出かけたい。
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