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  4月8日、今日から新学期、子どもや学生たちには新しい学年の朝だ。それにふさわしい快晴で、このところの暖かさから急転してやや冷え込んだが、今朝も4時から始めた受験勉強をいったん中断して、いつものコースで裏山に駆け上がる。

 歩き慣れたのか、昨日あたりから以前の早朝ランニングの調子がやや復活してきたのでペースを上げ、26分44秒で帰宅。これは裏山速歩を始めてからの新記録だ。が、こうした持久力系の有酸素運動は25分以上続けないと運動効果が薄いと聞く。とすると、実質的な運動時間、2分足らずってことになるのかな。もう少し、歩く距離を延ばすかなあ…

 2週間分頂いた薬が切れるので、出勤前に整形外科に立ち寄る。例によってそこそこ混んでいるが、自分より少し年下と思われる小柄で気さくな医師が、短い足を駆使して二つの診察室を忙しく行き来しながらの診察は気持ちいいほどテキパキと素早く、ひとり3分もかからないのでそれほど待つこともない。

 右肩の調子は相変わらずで、薬の効果が切れればたちまち痛みが増す状態だが、首や肩を押した医師から「柔軟性は回復してきていますよ」とのご託宣を押し頂き、隣の調剤薬局でまた2週間分の薬をもらって帰る。処方されるのは筋肉を柔らかくする薬と痛み止め、胃薬、それに貼り薬だ。これらの薬とは当分、縁が切れないんだろうなあ。

 さて、たまたま見かけた朝のNHKテレビ、ニュースの冒頭は布川玲子元大学教授が情報公開請求して入手した米政府解禁文書の話題だった。1959年7月31日に米国駐日大使が本国の国務長官に送った報告文書で、日本の最高裁田中耕太郎裁判長が、「米軍の日本駐留は憲法違反」とした砂川事件東京地裁判決(いわゆる伊達判決)の跳躍上告審として開かれた最高裁での判決を、判事の全員一致での原判決破棄つまり米軍の駐留は合憲という方向でまとめることを、駐日大使を通じて事前に米国政府関係者に報告していたという内容だ。

 これは驚天動地の事態ではないか。そもそも「評議の秘密」は裁判官として絶対のルールであり、判決を言い渡す瞬間まで秘匿することが厳重に義務づけられている。にもかかわらず当時の司法トップが、その情報を直接の利害関係者、それもあろうことか外国の為政者に事細かに提供していた。司法の独立もクソもあったものではない。これは当時の日本が、米国との関係において独立などとはほど遠い、奴隷的な被占領国の地位にあったことを雄弁に物語っている。そしてそうした関係は、この最高裁判決後に調印された日米安保条約としてこの国の形となり、今に至る米国による軍事的半占領状態に繋がっているのだ。

 これは確かにトップで報じるに値する大ニュースではないだろうか。NHKの取り扱いはもちろん妥当だ。だが、驚くべきことに8日の朝日はこれをたったの1行も報じていない。他紙は確認していないが、朝日は夕刊でもこれを追わなかった。意図して外したのか、それともニュース価値なしとして報じなかったのか。いずれか知らないが、いずれにしたって報道機関失格だ。なお、赤旗はこのニュースを「米軍駐留を憲法9条違反とした砂川伊達判決が安保改定を遅らせた」として、別の観点から1面トップで報じている。日本の司法が米国米軍と通じていたことは、すでに過去の資料から知られていたということで、このような観点での扱いになったようだ。

 自民党や維新の会など、現憲法を敵視し改憲を声高に叫ぶ勢力が国会の圧倒的多数を占めており、憲法特に9条はいまや風前の灯だ。だが、この半世紀前の事件が現代に投影するのは、この憲法が米国と米軍、そしてそれに魂を売った売国勢力や軍国主義者にとり、どれほど邪魔になる存在であるかという事実である。猛々しく憲法改正や破棄を叫ぶ面々がまとう愛国主義の仮面の下には、自らの地位の安泰のために民族の利益を裏切って外国に主権を差し出そうとする、卑しい奴隷根性が隠されていることを、見逃してはならない。

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