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  4月20日、登山専門旅行社の公募ツアーで大分県湯布院町の由布岳に登る。先週末に続き2週連続の九州だ。前日19日の夕刻に大阪南港フェリーターミナルに集合し、「さんふらわー」に乗船。22人の参加者に男性のリーダーと女性のサブリーダー2人がつく総勢25人の体制。男性はコジローのような単独行がほとんどで、ペアが2組ばかりいたかな。一方、女性はみるからに勇猛そうな単独行の方も見かけたが、やはり2人連れ3人連れの小グループが多いので、パーティーは圧倒的に女性優位の構成だ。

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 別府観光港で8時前に下船し、貸し切りバスに乗り換えて湯布院町の正面登山口へ向かう。身支度を調え、女性サブリーダーのかけ声で念入りにストレッチをしたあと、8時40分から歩き始めた。写真は正面登山口に掲げられた大看板。

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 キスミレが咲く山麓の草原を抜けるとイヌシデやクヌギが目立つ疎林の登りとなる。常緑の高木はアカマツくらいしかなく、全体に葉が落ちていて明るい林床にはスミレの仲間が多い。やがて高木層が途切れるとアセビが優先する灌木帯となり、ぐっと展望が開ける。写真はそんなあたりから見上げた頂上方面だが、遠くまで視界が利いて見通せたのはこれが最後だった。

 そうそう、どんより曇る中、ドーンドーンと間欠的に空気を震わせる大きな音が聞こえるのは、てっきり落雷と思っていたのだが、いつまでたっても遠ざからないので不審に思ってリーダーに尋ねたら、湯布院にある自衛隊の基地で訓練のために撃つ空砲の音だそうだ。まあ、なんとも興ざめなこと。(^_^;)

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 ゴロタ石の急坂を登り詰めると双耳峰である由布岳の東西両ピーク間の鞍部であるマタエに着く。10時50分だった。

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 マタエから進行方向の西峰方面を望むが、上部はガスって見えない。4月とは思えないほど気温が下がっているうえ、風も強くなってきて非常に寒い。あわててリュックからダウンと手袋を取り出し、装着して登りに備えた。

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 マタエから西峰へはいきなりの岩登りになる。ホールドはしっかりしているので岩登りの素養があれば問題ないが、壁は結構切り立っていて、高度感もかなりありそうな感じだ。・・・ここで「感じ」というのは、ガスでな~んも見えず、景色に感動することも、高度感で背筋がひんやりすることも無かったから。ともあれ、岩登りで一気に高度を稼ぐと西峰に着く。11時20分。ここでついに雨が降り出した。弁当を食べる予定だったが、吹きっさらしでとにかく寒くて仕方がないので、全員大急ぎで合羽を着用し、東峰へと続く「お鉢巡りコース」に入る。

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 西峰からしばらくは危なっかしい大下り。さらに最低鞍部に達して東峰への登りにかかるが、この辺りがこのコースで最も厳しい岩登りだ。これがあるため、旅行会社では由布岳コースを「上級」扱いとして参加資格を設け、初心者の参加を制限している。写真は最低暗部から連続する難所をおおかた過ぎた東峰直下にあった標識。「難コース」の表示は決して脅しではない。この付近は風が弱いので、東峰に登る前に大急ぎで昼食を腹にかき込んだ。

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 で、そこからもうしばらくの岩登りと痩せ尾根のトラバースを終え、全員無事、東峰に登頂。やはりな~んも見えないしとにかく寒い! なもんで、こんなところに長居は無用だからさっさと下山。マタエに戻ってから登ったコースを足早に下り、14時30分に登山口にたどり着いた。所要時間は5時間50分。湯布院の日帰り温泉につかって汗を流し、着替えてサッパリしてからバスを港付近のスーパーに横付けして、全員ゾロゾロ夕降りて夕食の買い出し。レジ袋をぶら下げて予定通りサンフラワーに乗船し21日朝大阪南港フェリーターミナル帰港、停めてあった自家用車で無事帰和した。

 結構ハードな岩登りもある「お鉢巡り」コースは非常に面白いが、優美さで名高い双耳峰の姿は結局一度も拝めずに終わってしまった。お鉢めぐりは終始ミヤマキリシマの大群落の中だったがもちろんまだ咲いてはいなかったし、また宿題が増えた気がする。
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