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 8月13日、期待と不安が相半ばする「樹木・森林の観察」実習の日を迎えました。ずっと半年前から楽しみにしていたイベントなのですから、期待については書くまでもないのですが、この体力で最後までついて行けるかどうかが不安です。電話でやり取りしているシンガポールの漢方医からも、登山やマラソンは厳禁と釘を刺されています。ま、登山というほどの激しい運動にはならないと思ってはいますが、とにかくある程度の高差を登るわけですから、肺への多少の負担は避けられません。でもまあ、出発点に戻るコースですから、ダメなら離脱して下ればいいだけのことですので、あまり深くは考えずに参加することにしました。・・というか、元々、モノゴトを深く考えるのは苦手な性分です。

 いつものように5時前に起きて、いつも通り前日の講義の復習をしたあと(前夜のうちに復習しないのは必ず酔っぱらっちゃうから(^_^;) )、身支度を整えて6時40分に宿舎を出、コンビニで食料や飲み物を仕入れて最寄りの東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅へ。お茶の水駅でJR中央線に乗り換えて高尾駅まで行き、さらに京王線に乗り換えて高尾山口。そこから5分ほどで着くケーブル乗り場が集合場所で、指定された9時20分より1時間近く早く着きましたが、すでに受講生は10人ばかり集まっていました。

イメージ
 高尾山のケーブルカー乗り場

 続々と集まってくる受講生は、若い人も多いのですが、いずれもさすがに山慣れた服装と装備で、ベテランの雰囲気を漂わせています。なかには、どこかの施設の自然観察ガイドや営林署とかのワッペンや刺繍がしてある制服でこられる方もチラホラおられたりして、やはり森林関係の専門家が受講生の中心なのだということがよくわかりました。

 9時半、点呼を済ませた後、64人の受講生を4班に分け、それぞれ引率の先生がついて出発。自分が属した1班の引率が宇都宮大学名誉教授の谷本丈夫先生だったのは超ラッキーでした。この研修、谷本先生に限らず、これまで著者名としてしか知らなかった専門家が、次から次へと登場して講演してくださるのがすごい。谷本名誉教授も高名な方ですが、小さなリュックを担いでスタスタと歩きながら、実に手際よくユーモアを交えて、樹木と土壌とそして生態系の説明をしてくださいました。終始、へえ!と思うような話の連続、大慌てでメモをするのと、坂道を遅れないよう歩くのに必死で、ケーブルカー終点に着くまでの3時間、水分を補給する余裕もありませんでした。

 この3時間で、先生が解説された樹木は約60種。これに地形や気象、植物生理、土壌、生物間相互作用や遷移の話も混じりますから、さすがにその道のトップというのはたいしたものです。ん〜、できたら、今日の倍の時間かけてゆっくり聞きたかった! しかし、それにしても先生、歩くのが速い! 説明するときはもちろん止まっていますが、まあ、時間に限りがあることもあって、次の説明ポイントまでは大股でぐいぐい登ってゆかれます。こちらも必死でついて行くのですが、息切れして肺にダメージを与えないよう自重するペースでは、すぐに先生との間に差が開いてしまいます。自分が遅れることは最初から分かっているので、説明が終わり次第、必ずトップで歩き出すようにしていたのですけれど、次々に後続の受講生に抜かれてしまいました。 ん〜、これでも山屋サンなんですけどぉ、なんという情けなさ。 でもまあ、なんとか、正午過ぎ、脱落せずに終了地点までたどり着くことができました。

 この観察の内容について書き出すとエラい分量になるので省きますが、実に楽しく、得るところ大でした。やっぱ、参加して良かった。本来は、この後、山頂に近い広場で午後の講習の予定だったのですが、昨日、時間雨量100ミリを超えるゲリラ豪雨と落雷がここであって、ケーブルカーが止まってしまうトラブルとなっており、今日もその恐れがあるということで早々とケーブルで下山。ふもとの林野庁の施設で3本のレクチャーを受けました。ついでながら、このケーブルの最大斜度31度は、日本一とのこと。その崖のような急傾斜を下って行くケーブルで外の景色を眺めながら、「ああ、この状態でも、これだけは登ったんだ」と、まあ、少し感慨めいたものがありました。

 さて、下山してからのレクチャーのひとつに、葉っぱだけを見て、樹木を当てる演習がありました。受講生の手元にまわされた葉は15種類、講師から一言だけヒントがあって、それぞれ何という樹木の葉と判断したかを所定の用紙に記入するのですが、コジローどうしても3点は講師のヒントを聞いても分からず、外してしまいました。答え合わせが終わって、「やれやれ、まだまだだな」と思っていたところ、講師が「10問以上正解だった方」といって手を挙げるよう求められましたので、ふらっと手を挙げるとなんと5人ほどしかいない。結局、12問正解だった自分ともう一人若い女性の受講生が2人同点トップの成績で、講師からお褒めの言葉を頂き、受講生の皆さんからは盛大な拍手を受けました。

 ちなみに、コジローが外したのは、エゴノキ、ヒイラギ、チドリノキの3点。エゴノキは「川魚を捕る毒として使った」という講師のヒントでも分からず、ヒイラギはあのトゲトゲの葉なら間違うはずはないのですが老齢の全縁(ふちが丸い)の葉でだまされ、チドリノキに至っては名前を聞くのも初めて(^_^;)って完敗状態でした。一方、正解したのは、カヤ、コナラ、エノキ、ケヤキ、ムクノキ、スダジイ、ヤマグワ、アカマツ、シラカシ、イチョウ、クスノキ、サワラの12点。まあ、最高点になったのはたまたまですが、半年前にこの勉強を始める以前であれば、イチョウ以外は何一つ判別できなかったと思います。やはり、学習って偉大ですよ!! 努力は人を裏切りませんね。(^o^)v
  




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