8月15日、敗戦記念日。講習会は6日目で、「企画の立て方」「ネイチャークラフト」「人を引きつける話法」「山の安全」の4講計8時間。6日目ともなると、林野会館での生活にも慣れてきて、ずっとここに住んでいるような気がしてくる。東京の空気にも慣れた、が、水はやはり頂けない。歯磨きの際のうがいだけでも、鼻の奥に突き抜けるような悪臭に辟易させられる。
 
 部屋には電気ポットが置いてあって、講習が終わって部屋に戻ると必ず満タンの湯が沸いている。初日にその湯でお茶を入れたが、やはり湧かしてもとても飲めた代物ではなかったので、ポットの熱湯を全部捨てて、コンビニで買った「富士山のおいしい水」を沸かし直して茶を飲んだ。(自分の好みとしては富士山より南アルプスの方が良かったんだけど、あ?、単に山の話ね(^o^)v )。しかし、2日目も、3日目も、捨てても捨てても、昼の受講中にルームキーパーが湯を沸かしておいてくれるので、もう面倒だし、エネルギーの無駄遣いにもなるので、コードを抜いてポットは使わないようにした。が、次の日、講習を終えて部屋に戻ってみると、やっぱチンチンに熱湯が沸いてるんだよね。(^_^;)

 さて、「企画の立て方」は基本的には全国地球温暖化防止活動推進センターで受けた研修と同様の内容。実際に企画を立てる演習では、実際にわかやま環境ネットが10月19〜20日に予定している龍神村でのイベントを想定して、企画書を書いてみた。講師曰く「お、行ってみようってタイトルを考えてください」。で、ひねり出したのが「龍神の湯と山で学ぶ市民参加の森づくり」。初日が龍神温泉の「きらり龍神」での座学と交流会(って要するに呑み会)、2日目が伐倒と搬出のトレーニングということでこのタイトルなのだが、「お、行ってみよう」と思ってもらえるかなあ。

 2時限目のネイチャークラフトは、実際に小学生でもできる程度の工作をいくつかやってみるのだが、これが発見に満ちていて実に楽しい。子ども相手のクラフトなんて・・と、多少なめた気分も実のところあったのだが、風散布種子のいくつかを模倣した工作など、作るのは簡単だが、作った種の模型が空中を優雅に舞う姿には、心底感動した。そうか、松の種子はこうして広がるのか、ラワンやニワウルシ(シンジュ)は、と、それぞれ独自の進化を遂げた植物の生活史戦略の巧みさに改めて気がつき、驚異の念に打たれる。これは、どこかで実演したいと思った。そうそう、ドングリの殻斗(かくと=お皿の部分)で鋭い音を出す笛ができるのだが、これがどうしても講師のように音が出ない。和歌山に帰り着くまでには何とかしたいと思うが。

 「山の安全」の講師は日本の女性登山家の草分けである小倉薫子(のぶこ)さん。平均年齢76歳の女性パーティを率いてブータンに行ってきたところというが、なにしろ、最初の著作を出したのが1961年というから、その登山歴たるや恐るべきものだ。当時、小倉さん28歳、コジローなんてまだ9歳だぞ。(^_^;) というわけで、小倉サン、試験と関係あるのかないのか、テキストは読まず、あちこち飛びまくる四方山話をして、最後に「青年諸君、これからだぞ、頑張って行きましょう!」と、熱いエールを送ってくださった。ま、小倉サンにしてみれば、コジローも青年の部類かもなあ。

 あ、小倉サンの話から一つだけ紹介。ちなみに講義のテーマは「山の危険」であるわけだが、最近いいものができたって山道具の紹介で、LEDのヘッドランプの話。「これは半永久的に使えます」って山道具屋で聞いて、大喜びで買って山に持って行ったら、半永久どころか点灯もしない。下山してから店に文句を言いにいったら、お店の人が「電池が入ってません」って。   そこでこの教訓から小倉サン、「あれ、電池がいるんですよ、気をつけてくださいね、みなさん」だって。    あ〜 驚いた。(^_^;)



  

 



  
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