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 10月21日、この間、またすっかりご無沙汰してしまいました。といって、別に忙しかったわけでもなく、特に話題がなくていったん書きそびれると、なかなか再開のタイミングが掴みづらいだけのことだったのですが、今日久しぶりに書く気になったのは、朝日新聞に週1回、「CM天気図」と題するコラムを連載しておられた天野祐吉さんが、間質性肺炎で亡くなったとの報に接したからです。

 天野さんは享年80歳。15日に入院しわずか5日後の20日朝に逝去されたといいますから、間質性肺炎にしてもえらく早い。とすると、入院するまでに症状は相当進行していたのではないかと思われるのですが、それまで徐々に呼吸が苦しくなるようなことはなかったのでしょうか。そもそも、間質性肺炎に罹患していることは自覚しておられたのでしょうか。

 同病ということで、そのあたりかなり気にはなるのですが、それはさておき「CM天気図」はまことに見事なコラムでした。一貫して広告批評の看板を掲げておられましたが、天野さんの批評の本質は誰もが知っているCMに素材をとった政治批判、世相批判であり、それが軽妙洒脱な文章でいやみ無く語られる点で、他の追随を許さない領域に達していました。

 それを支えていたのは、平和や憲法、人権等についての揺るぎない世界観であり、権力におもねらず庶民の目線に立つジャーナリスト精神でした。16日に掲載された最後の「CM天気図」では、近頃のスーパーの野菜売り場で作り手の名前と写真を掲載する「CM」を評したうえ、最後に「反グローバリズムのCMだったりして」と茶目っ気たっぷりに結んでいるところなど、まさにその真骨頂といったところでしょう。

 そんな「CM天気図」が無くなった朝日新聞、さて、どこを読もうかなあ…ってくらいの喪失感なのですが、80才なあ… ともあれ合掌です。

 それ以外の話題も取り急ぎ。まず自分自身の特発性間質性肺炎の話ですが、16日に呼吸器内科を受診し、最終的にNSIPの繊維化型との診断を受けました。このタイプの場合、一般に知られるところで10年生存率が30%といったところですから、まあ、あらためて聞いたところであまり嬉しい話ではないし、その程度のことなら肺生研前の高解像度CTの病理診断でも示唆されていたことです。

 で、この診断結果を受けて医師からは「効くかどうかは判りませんが、ステロイドを処方してみましょうか?」との話。これが、西洋医学の現時点での限界なんだよねえ。深刻な副作用がそこそこあるステロイドを、効くかどうかも判らないのにそう簡単にやるとは言えませんので、次の診察まで返事を保留しました。その診察は12月9日。さて、どうしたもんかなあ~ このあたりは、美濃漢方診療所の劉先生からの助言も受けて考えようと思っています。

 それとは別に、胸腔鏡下肺生研の術後の経過ですが、手術から1ヵ月を経過しても肋間神経痛がどうにもならない。痛みは間欠的で、気にならない程度のときもあるのですが、痛むときなどまっすぐ立っていられないほどです。処方された鎮痛剤もあまり効きません。特に湿気ると悪いようで昨日など雨の日は酷く痛みます。原因はもちろん、肺生研で肋間神経を傷つけたことにあるわけですが、肋骨の間から胸腔鏡を通したりドレーンを入れたりするからには、そこに走る肋間神経を多少傷つけることは避けられないでしょう。

 肺炎に伴う苦しさや痛みなど今はなく、ただこの検査手術に起因して長く続く痛みに難儀をしている状態です。で、そうした大きな犠牲を強いる検査で得た回答が、先に書いた「効くか効かないか判らないけどぉ…」って、あんまりじゃないかって思いませんか? しかし、コジローの年齢、健康状態の場合、肺生研を受けなければ将来、症状が悪化しても難病指定すらしてもらえないのがこの国の決まりだそうです。

 ということで、医療側は肺生研は疑問を差し挟む余地もない当たり前のプロセスと思っていて、これを受けないのであれば医療行為として何もすることはないから、早々にお引き取りくださいという態度でした。つまり、西洋医学に頼る限り、肺生研をしないって選択肢は事実上ないのです。ですからあんなに簡単にマニュアルに従って勧めるのでしょうけど、彼らには術後のこんな痛みに患者が耐えていることなど、全然念頭にないんだろうと思います。もちろんそうではない方もおられることを知らないわけではありませんが、多くの医師は生きている患者なんて眼中にはないのですね。彼らが見ているのは病気に関わる肉体の一部だけです。そのことが実によくわかりました。

 ただ、んなこと今更判ったって痛みがマシになるわけではありませんので、先の美濃漢方診療所の劉先生に相談したところ、ヘルペスの痛みに効果があるというカプセルを頂きました。このカプセル、飲むのじゃなくて中の黒い粉を取り出し、ごま油で溶いて患部に塗るのだそうです。で、早速、塗ってみたところ、痛かった部分が猛烈にかゆくなり、そのかゆみが引くと痛みも引いていました。完治はしませんし、昨日のような雨で猛烈に痛いときは限界もありますが、少なくとも西洋医学の鎮痛剤よりは遙かに効果があります。

 で、この粉ですが、主原料はなんと「ムカデ」なんだって。(^^;) カプセルを入れた袋に手書きで「百足粉」と書いてありました。ムカデには二度ばかり痛い目にあったことがあり、コジローにとり天敵ともいうべきヤツだったのですが、これに助けられるとは思ってもみませんでした。ともあれ、さすがというか、恐らくは試行錯誤の積み重ねだったのでしょうけれど、漢方はなんでも巧みに薬効を見つけちゃうんですね。しばらくはムカデに感謝しつつお世話になりながら、この痛みに付き合っていきたいと思います。
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