3月8日は、深夜12時までWBCの日本VS台湾戦に見入ってしまった。日頃テレビはほとんど見ないが、力の入ったドキュメンタリーとスポーツとは例外で、代表チームを「侍ジャパン」などと呼んで恥じない薄っぺらなスポーツ感覚には辟易させられるが、昨夜の両チームを含め鍛え上げた心技体を対等な条件で競うアスリートたちの闘いには、それが真剣であればあるほど、心底共感し感動もする。

 昨夜の日本台湾戦もまさにそうで、いかん、このままでは明日の朝、起きて勉強することが出来なくなる…、早く見切りを付けて寝なくちゃ…、と思いつつ、結局、最後まできっちり見てしまって、その結果、懸念通り今朝はすっかり寝坊をして予定の勉強をすっ飛ばしてしまった。ま、素晴らしい試合をリアルタイムで見られたのだから、良かったということにしておこう。勉強はまた取り返しがつくだろう。

 その勉強、昨日の朝は初めて最初の単元の演習問題を解いた。正解率は95%。しっかり覚えたつもりだが、やはり見落としはあるものだ。ン~、それもさりながら、ノートに書いた回答を見るにつけ我が手書き文字の汚さよ(^^;)。 ここ十数年というもの、作文にはワープロばっか使ってきたおかげで、この悪筆に悩むことも恥じることもなかったのだが、こんなに汚い字では採点者に失礼ではないだろうか。あまりの悪筆に読むのを放棄されたり減点されたりしたらどうしよう。といって、今さら習字なんて間に合うわけもないしなあ…

 さて、この前のブログでは、木曜日に開いた紀峰山の会の第40回総会のことを書いたが、その総会で「雪遊び同好会」という同人組織を立ち上げ、同人登録を募ったところ18人の会員が応じてくれた。紀峰山の会には100人あまりの会員がおり、全員が山行志向別に6つの班に分かれて所属しそれぞれ独自に山行を企画実行している。同人組織というのはこんな班を横断した組織で、各班から希望者(=同人)を募り特定分野の山行などを専門的に企画提案する集団だ。

 「雪遊び同好会」は冬山や山スキーはもちろん、雪上訓練や雪洞キャンプからゲレンデスキーやお気楽雪見酒つき温泉ツアーまで、「雪」と関係のあることなら何でも企画実行することを考えており、そんな面白いことを一緒に考えたり、行ったりする仲間を募ったわけだ。その主旨を紀峰の機関誌『紀峰の仲間』のコラムに書いた。


     「雪遊び同好会」からの呼びかけ

 紀峰山の会ではこのところ、沢登りや岩登り、冬山など、バリエーション的というかアルピニズム的というべきか、ともあれ登山道以外のルートから山に登る先鋭的な山行が、すっかり影を潜めてしまっている。

 岩と雪が専門だった班が解散してもう久しいし、小生がいま所属する「なでしこ班」は、「沢班」というそれまでの名を変えて再編成したいきさつがある。「なでしこ」と改名するについてはなにかと思惑もあったのだけれど、班名に「沢」を冠するほど沢登りをしなくなったことが、改名に至った理由のひとつであることは間違いない。

 かくのごとくアルピニズム志向の山行が本会内で衰退したのは、ひと言でいえば担い手の高齢化のせいだ。他人様の事情はさておくとして、自分については体力の低下に加えて腰を傷め、重荷を担ぐのが苦になってこうした山行から身を引いた。年齢相応に多忙になったこともある。不肖ながら会歴30ン年、当時20代30代の会員たちが狂気にとりつかれたように岩や雪を競って登り、果てはヒマラヤまで繰り出したパワーも野心も、若い世代の後継者がなければ衰えるのは自然の推移というものだろう。

 もちろん、高齢化しようが、ハイキングや縦走をしっかりやる山岳会で何の不足もないのだが、ハイキングクラブではなく「オールラウンドな山行」を看板に掲げる総合山岳会としては少々寂しいし、岩や滝の登攀、沢や冬山のルートファインディングなどで試され鍛えられた技能と知見は、ハイキング志向の会員を含む会全体のレベルアップと山行の安全に貢献するだけに、低迷しているからといって諦めてしまうのも惜しいと思う。

 近所の藪山を汗だくで登るのも、花を愛でながらアルプスを小屋泊で縦走するのも、それぞれ味わいがあって楽しい。一方、厳しい登攀や酷寒の幕営にもまた独特のしびれるような達成感と深い感動がある。これはどちらが優れているといった問題ではなく、登山という営みが本来持つ包容力と奥行きの深さの表現なのだ。会員が望み、それなりに努力しさえすれば、その多様な喜びに接することができてこその総合山岳会ではないだろうか。

 紀峰の現状から率直に言って、今すぐ厳冬期の北アルプスやヒマラヤに挑むような山行が復活することはないだろう。しかし、そこに繋がる技術を初歩的なレベルから伝達継承してゆくことはできるし、実はその初歩的レベルで楽しめるバリエーションの世界は結構広い。「叩けよさらば開かれん」。遠慮はいらない、その気になりさえすれば、山は諸君の前にさらに豊穣な世界を開き、迎え入れてくれるはずだ。その積み重ねのうえにこそいつかまた、紀峰にアルピニズム専門の班が復活する可能性も見えてくるだろう。

 と思って、開店休業中の『山スキー同志会』に代えて『雪遊び同好会』なるものを立ち上げることを思いついた。雪のある時期にもっぱら雪山での遊びや登山、訓練や技術研修を企画実行してゆく班横断の同人組織で、会員なら誰でも同人登録できる。『冬山』といわず『雪遊び』と命名したココロはお察しの通り、「冬山」と聞いただけで逃げ出されては始まらないからだ(^^;)。 山行企画や会合はあくまで班が優先だから、運営方法などはこれから相談したい。 ともあれ雪に親しみたい諸君、ふるってご参集あれ!! 
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