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今回の記事は、以前から時間があったら書こうと思っていた漢方生薬の煎じ方。ということで、大半の皆さんには関係のない話なのですが、実は一部リクエストもありましたので私のやり方を紹介してみます。関係ない方も、もしお暇がありましたら、小話のネタにでもと思って読んでみてください。

 コジローがお世話になっている美濃漢方診療所の劉先生からは、こちらから症状報告書(毎日の体調に関するデータを一週間分、患者自身が記録したもの)を2回分送るつど、その報告の内容や投薬期間等に応じて処方された2週間分の漢方薬が送られてきます。生薬と粉末があり選択できるのですが、自分は仕事やプライベートで遠出する機会が多いため、そんなときには粉末で対応できるよう半分ずつにしてもらっています。が、薬効という点では、生薬を煎じる方がやはり確かなようです。…ま、そりゃそうでしょうね。でなけりゃこんな面倒なこと、誰もしませんもんね。

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 さて、国際郵便で送られてきた生薬は、このように一日分ずつポリ袋に小分け包装されています。処方により中身も量も異なりますが、結構ボリュームがあります。

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 これを2回煮詰めて煎じるわけですが、火にかけた鍋でやるとなるとかなり厄介です。2回煎じるには2時間近くを要しますから付きっきりというわけにもいかず、まあ、お節料理の黒豆を煮るようなものですけれど、お節なんて年に一度だから集中できるのであって、自分のまったく集中力が続かない散文的な性格を考えると、いずれ煮詰めているのを忘れて焦げ付かせたりすること必定。というわけで、ここは文明の利器に頼ることにして、「文火楽々」と書いて「とろびらんらん」と読ませる象印製の漢方煎じ器を直ちに購入しました。

 上の写真は、その煎じ器の容器に生薬を入れてひたひたに浸かる程度の水を加え、さらに重しにマグカップを乗せた状態。これで30分から1時間、生薬が水をしっかり吸うまで置いておくよう指示されているのですが、朝イチで煎じることにしている身にはこの時間がなかなか… 先にも書きましたように煎じるのに計2時間かかりますから、早く煎じ始めないと出勤時間になってしまうので、それに合わせてこの浸漬時間も見込んで作業を始めるのですが、漬け込んで待つ間に森林関係の勉強など他の事をやりだすと、ついそれに熱中して漬け込んだことをすっかり忘れ、気づいた時点で煎じる時間が足りなくなることがしばしば。なので、最近は前夜、寝る前に漬け込むことにしました。こうしておけば、翌朝起きた時に直ちにスイッチを入れれば間違いなく煎じることができます。

 それから水の量も結構微妙なところがあります。生薬を二度、いずれも200cc程度になるまで煎じるよう求められるのですが、なんせ生薬が入っていますので、どのくらい水位が下がったら残りの実質水量が200ccになるかというのがわからない。これは鍋でも同じだと思います。また、煎じ器の場合はこれに加えて加熱時間をどのくらいに設定するかによっても、最初に入れる水の量が変わってきます。といって、煎じる量に応じて時間を調整するというのも難しい。

 ということで、このあたりは試行錯誤で経験を積み自分のやり方を確立するほかないのですが、これまで4カ月あまりコジローが経験してきたところでは、生薬がひたひたというレベルに水を入れ、煎じる時間を常に35分として200ccの結果を得るには、乾燥した生薬に水を入れる1回目は450cc程度、生薬がたっぷり水を含んだ2回目は350cc程度を基本として、生薬の量に応じ水の量を多少加減するのが、ほぼ間違いない結果が得られそうな感触です。

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 煎じ器にかけてスイッチを入れると、しばらくして泡が立ち、10分ほどで沸騰してタイマーが動き出します。この写真では見えにくいかもですが、生薬全体がしっかり漬かって薬効成分を無駄なく抽出できるよう、マグカップを入れたまま煎じています。 

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 煎じ器の操作面。シンプルなものですが、35分はあくまで煎じる時間で沸騰しなければこのタイマーは動き始めません。その前に沸騰するまで10分程度の時間がありますので、一回の所要時間はあわせて45分程度ということになります。さらに2回目もほぼ同じだけの時間が掛かり(水量が少なく生薬が温まっている分、沸騰するまでの時間はやや短くなりますが)、さらに煎じる前の浸漬時間を30分以上取るとすると、合計の煎じ時間は2時間以上ということにまります。

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 煎じ終わったら、蓋を開けて熱くなったマグカップをトングで取り出し、再び蓋をして茶こしで漉しながら別の容器に注いで冷まします。このとき、アルミやプラスチックの容器は使用不可。陶器やガラス、ステンレスなど、容器の成分が熱などで溶出しないものに限ります。

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 できあがりはこんな感じ。今回は1回目も2回目もピッタリ200ccでした。大成功!(^O^)v 
 
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 冷めたら保存用の容器に入れて、冷蔵庫で保存します。これを少し温めて朝昼晩、三回に分け服用しています。美濃漢方の指示書では朝夕2回とあるのですが、粉末は日に3回の処方ですので、生薬と粉末をミックスした二週間分を日数通りに使い切るには、生薬も三回で飲んでいったほうが間違いがなく合理的だと思うからです。なお、「良薬は口に苦し」などと言いますが飲み口はそう悪くありません。もちろん生薬の処方により味は少しずつ異なりますが、むしろ結構いける感じで、慣れてくると美味しく感じたりもするほどです。なお、生薬を処方されている間は、カフェインを含む飲料、柑橘類、揚げ物類は控えるようにとのことです。

 コジロー流の煎じ方は以上です。もし、間違っているところがあれば、ご指摘くださると嬉しいです。ではまた。 

 
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