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写真-2

 9階にある病室からの眺め。和歌山市南部が一望です。


  9月19日、それが手術前の標準らしく、睡眠薬を処方してもらったので、6時半までぐっすり眠りました。3月に受験勉強を始めて以来、毎朝4時には目が覚めるのがすっかり習性になって久しいので、目覚めて周囲が明るいとちょっと変な感じですが、たっぷり睡眠を取っただけあって非常に爽快。窓から眺める世界は雲一つない秋晴れ、持ち込んだ旧式のCDプレイヤーから流れるシューベルトの『美しき水車屋の娘』がピッタリ似合う爽やかな朝です。

 手術は午後3時半からの予定ですが、私を担当する手術クルーが朝から順々に手術をこなして順番が回ってくるのを待つ訳で、その間には長引くのも、短く済むのもあるでしょうから、予定時間にピッタリということではないようです。しかし、朝からその準備は着々と進められていて、口から食べ物をとってよいのは昨夜9時まで、飲み物は今朝9時までということで、9時11分となった今はもう何も口に入れることはできず、その代わり、手術後まで維持される点滴の管が右腕に差し込まれました。

 ん~、なんつうか、点滴の管がついてやっと、すっかり病人らしくなったという感じです。自覚の方はまだ乏しいですが。(^_^;)  点滴液を吊ったスタンドを引っ張って室内をウロウロしていたら呼吸器外科部長が単独でやってきて、聴診器をあてながら体調の確認。それと入れ替わるようなタイミングで今度は担当の女医さんがやってきて、それぞれ笑顔で挨拶して帰られました。「じゃ、のちほど~」って街角で手を振って挨拶を交わす雰囲気ですね。

 かくして、あとはもう、各種自主トレをぼつぼつやりつつ、読書をしながら、お呼びが掛かるのを待つだけです。その間、BGMにしているシューベルトを朗々と歌うのは、ドイツ歌曲の第一人者フィッシャー・ディースカウ。そのときがきたら、やっぱここはディースカウに『冬の旅』で送り出してもらうのがいいな。

 そうそう、ちょっと古い話題で今朝の新聞にも関連記事が載っていたのですが、あの16日、台風18号が猛威を振るっていたとき、竹山堺市長が避難指示が出た大和川の状況などを視察しに行ったことについて、橋下大阪市長がイチャモンをつけているらしい。理由は、「現場が混乱するだけ」「市長は忙しい、一カ所に集中したらよそが手薄になる」「一カ所にとどまって全体を見るのが長の仕事」云々。まあ、そういう見方はあるかもしれないけれど、起きている問題によっては焦点の現場を直接自分の目で確認する必要があるケースもあるでしょう。

 ということで、双方言い分はあるわけですが、お笑いなのは橋下君がこのご高見を、ご自宅からツイッターで発信していたこと。堺市でも大阪市でも、大和川周辺で万単位の住民に避難指示が出され市民の生命と暮らしが脅かされているまさにそのとき、現場に駆けつけた竹山堺市長をせせら笑いながら、ご自分は市役所に出仕すらせず、防災の指揮を執るでもなく、もっぱら安全な自宅のソファーに寝転がって(たかどうかは知らないが)、もっぱらツイッターで遊んでたってワケなんだよね。そこで問題は、あなたなら、どちらが市長にふさわしいと思うかってことだ。コジローなら災害のさなかにツイッターで遊んでるようなボンクラのゴクツブシを市長とは認めない! それどころか、即刻リコールだ。

 橋下という男は、下品が際立つことは何度も書いたし、本質的にノンポリで政治のことなど考えたこともない空っぽな野郎だってことも書きましたが、要するに大阪府知事だって大阪市長だって維新の会だって、ヤツの手なぐさみのオモチャにすぎないのであって、それを扱うのに最低限必要な真面目さなんてカケラもない。マスコミがいくら持ち上げたって、その見下げ果てた薄っぺらで無責任な人間性などいつまでも隠しおおせるものではない。堺市長選はその空っぽの脳天に鉄槌を叩き下ろす機会にしなければならないと思います。

 ・・・なんて興奮して血圧が上がったら、手術に悪いじゃないか。(^_^;)  ので、まあ、今日はこの辺で勘弁しておきます。  さて、もういちどシューベルトでも聴いて落ち着かなくっちゃ。 

 一週間ぶりの更新になる。先週は仕事が多忙だったうえに、金曜日から昨日まで九州へ出かけていて書く時間がなかった。その九州行脚の目的は全国環境ボランティアリーダー会という団体の年次総会出席だが、それもさりながら、八丁原地熱発電所やタデ原湿原等の見学というサブイベントも実に魅力的だったので、なんとか日程を調整して出かけた。

 といった次第だから、ここは一発、その模様をリアルタイムでブログに載せようとi Mac Airも持参したんだけれど、日程は早朝から夜までギュウギュウに詰まっているし、ブログ更新の時間に充てようと思っていた夕食後はもう、なんつうか、二晩とも懇親をしっかり深めつついつしか意識混濁のうえ沈没して、ハッと気がついたらもう朝。(^_^;) 結局i Macはただの1回も立ち上げずじまい。その運搬で重い目をしただけに終わった。

 総会の会場は大分県玖珠郡九重町。同団体と関係が深いセブンイレブン記念財団が運営する九重ふるさと自然学校が立地していることから、一度みんなでいってみようということになって実現した。九重の四季は山焼き後草原が黒く染まる春から、草木の緑に萌える夏、草紅葉の赤が鮮やかな秋、そして白い雪に覆われた冬へと巡るが、いまは「黒い春」で草原は焼け焦げて真っ黒。しかし、つぶさに観察するとハルリンドウやキスミレ、それにショウジョウバカマなどが素早く花を開いていて、焼け跡の中にも燃え上がるような生命の息吹を感じる。

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 タデ原湿原から望む九重火山群。湿原は火入れからまだ日が浅く真っ黒だが、このように見える期間は短く、間もなく湿性の草本が旺盛に繁茂して湿原を覆い尽す。

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 キスミレ ヤマ屋には高山植物のミヤマキスミレやオオバキスミレなどがなじみ深いがこちらが本家(?)のキスミレだ。本来草原性のスミレであり、燃料革命・肥料革命以後、雑木林などに人手が入らなくなって半ば草原化していた疎林が森に戻るにつれ激減、いまや絶滅危惧種に指定されているが、九重では伝統的な山焼きが遷移(草原から森林への移行)を食い止めて草原を維持していることで生き残った。今回は目撃できなかったが、同様の絶滅危惧種サクラソウも生えるという。 

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 見学した九州電力八丁原地熱発電所。出力5万5000kw/hの発電機を二基装備したうえ、さらに写真奥の斜面中腹(見えないかなあ…)に2000kwのバイナリー発電所を併設しており、計11万2000kwの総出力は地熱発電所で日本最大だ。写真は地熱発電部の冷却塔。バイナリー発電は火力、地熱、原子力など通常の気力発電(高温高圧の水蒸気でタービンを回す発電方式)で使用する水よりはるかに沸点が低い熱媒体を使用することにより、比較的低温の水蒸気でも使えるようにした発電方式。八丁原ではペンタン(沸点36℃)が使用されている。
 
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 2日目に宿泊した九重観光ホテルの敷地内に立つ九重地熱発電所。定格出力は1500kwだが、国立公園法との関係があって1000kw/hに発電量を制御しているそうだ。井戸の深さは350mと450mの2本で、深さ2500m程度の井戸を30本使う八丁原に比べれば格段に小さく、取り出す蒸気の温度も低い。そういわれてみれば、素人目にもわりと素朴なシステムなのだが、それにしてもホテルが地熱発電所を持ってるなんて、すごい! ちなみに九重町のエネルギー自給率は1100%だそうだ。

 さて、受験勉強の方は、今朝、4時からテキストの林業中チャプター3の演習を終えて、林業の科目は一段落だ。次いで3科目目の「森林内の野外活動」に進もうかとも思ったが、それより先に『ニューフォレスターガイド』を読むことにした。しばらくは、林業について集中的に知識を身につけようと思う。
  4月4日、快晴、今朝も4時に起きて勉強の後、しばし裏山散策。自宅から100mばかり坂道を下ったところに登山口があり、そこから200mほど小径を登ると尾根筋の太い登山道に出るのだが、今朝はそこにネコがいて、こちらを確認するやあわてて前方へ走り出した。すると、そのタイミングですかさず、右手の森から「グギッ、グギッ」といったカエルのような声がする。

 声はかなり高いところから発していたので、一瞬、カラスかと思ったのだが、揺れる枝を発見したので目をこらしてみると薄茶色の物体が見える。正体はすぐにわかった、タイワンリスだ。さて、ネコを警戒したのか、それとも対象はこちらか、さきほどの奇声を繰り返しながら、大きな尻尾を立てて素早く枝から枝へと移動したのち、やがて森の奥へと遠ざかっていった。

 この森ではタイワンリスの食痕が残る幹をしばしば見かける。どうやら、同じ木を集中して食害するようで、幹の高いところから根元まで、鋭い歯で樹皮をえぐり取って出来た横縞の食痕が何十本も残っている様は、少々グロテスクだ。つまり、それほど多くのリスがこの森に生息しているということで、数年前になるが、この山の麓の道を歩いていて、その道の右側の枝から左側の枝へ、十数頭のタイワンリスが一斉に頭上を走り抜けてゆくのに遭遇したこともある。

 見かけは愛らしくペットとしてもそこそこ人気があるらしいが、野外に放たれてしまえば既存の生態系にとり脅威となる外来種だ。空気銃や罠などを使って駆除している自治体も多いが、和歌山市は放置しているようだ。さてそのタイワンリス、この小さな森の生態系でどのようなニッチを占めているのだろう。天敵は… 蛙やネズミを食べるトビや蛇は、幼獣なら襲うかもしれないが、成獣は餌にはちょっと大きすぎる気がする。猫はどうかなあ… かなり警戒して鳴いていたから、それだけ気になる存在なのかもしれない。

 などと考えながら帰宅、途中で樹木の葉を採取しているときにストップウオッチをいったん止め、再び歩き出してからリスタートするのを忘れたので時間は判らないが、しばしタイワンリスに気を取られていたことだし、昨日に比べればいくぶん多めにかかったろう。
 あの強風の試練に耐えて、桜はまだ満開近い状態を維持している。この週末の花見でも何とか持ちそうだ。そのほかには、ヤブツバキが派手な大きな花を付けていて目立つ、また山道に接する林縁部には、ビワの幼木が一斉に新しい葉ををつけて林立していた。なるほど、ビワって先駆性の陽樹なんだな。このうち何本が生き残るのだろうか…

 勉強は林業第一章のノート取りがあとわずか、明日は演習問題に取り組めるだろう。昨日買った図鑑は、期待通りに面白いが、掲載されている樹種数に限りがあって樹木を同定するには不向きだ。まあ元々子ども向きの本だしやむを得ないんだけどね。

 
  4月3日、朝4時過ぎから起きて2時間弱、ノートを取って学習したのち、速歩で裏山に登る。雨は上がっているが風が強い。山道には桜の花が散り敷き、まるで雪が降った直後のような風情だ。良いことは長続きしないことをことわざに「月に叢雲(むらくも)花に風」というが、なるほどよくいったもので、桜の盛りに合わせたように毎年、必ずといっていいほど強風の吹く日がある。

 さて、このことわざに関連して思い出すのが、晩唐の詩人「于武陵」(うぶりょう)の「勧酒(酒を勧む)」の結びの句につけた井伏鱒二の名訳だ。こんな時、ネットは本当に便利。浄土真宗のお坊さんのブログから以下のデータを早速いただいてきた。原詩は高校古典の漢文でおなじみの五言絶句。


【以下、引用】

「勧酒(酒を勧む)」(于武陵)

  勧君金屈巵

  満酌不須辞

  花発多風雨

  人生足別離


(書き下し文)

  君に勧む 金屈巵(きんくつし)
  満酌 辞するを須(もち)いず
  花発(ひら)いて風雨多し
  人生 別離足る

※金屈卮:曲がった取っ手の附いた黄金の杯
※足  :満ち足りる。多いということ。

【引用以上】


そして井伏鱒二の名訳である。

  この盃を受けてくれ
  どうぞなみなみつがしておくれ
  花に嵐のたとえもあるぞ
  「さよなら」だけが人生だ

 いうまでもなく「花に嵐のたとえ」は「月に叢雲花に風」を指すのだが、強烈に印象に残るのはそれに続けた「さよならだけが人生だ」という、あまりにきっぱりとして、とりつく島もないような断定の一文だろう。友と親しく杯を交わす「花のとき」に嵐を思い、「人生、別離足る」とうそぶく詩人はいったい何を訴えようとしているのだろうか。原詩にも名訳にも、所詮人生なんて…といった投げやりな空気、敢えていえば厭世観のようなものが濃密に漂うが、それが真意ではあるまい。

 人は出逢い、そしていつか別れる。満開の喜びの時は永遠には続かず、いずれ必ず嵐がやってきて今朝の山道のように路上に吹き散って終わるときが来るのだ。であればこそ、杯を交わすいまこの貴重な瞬間を大切にしようではないか・・・ 唐代の詩人はそう友にも自分にも言い聞かせている気がする。 
人と出逢い、ふれ合い、花の時間を過ごすとき、人はその幸せの価値に気づくことがあまりに少ない。幸せの大きさを知るのはいつも、嵐にはかなく散り別れ、それを失ってしまった後のことなのだ。 再び出逢うことなく時は流れ、後悔はもう及ばない。

 ・・・などと、出会った人、別れた人に思いをめぐらせつつそぞろ歩いた今朝の時間は32分15秒。
 勉強の内容は林業のチャプター1をノートを取り、PCでより詳しい情報をチェックしながらの精読だが、テキストに書いてあること は本当にエッセンス中のエッセンスで、ノートにはほとんど全文を書き写すような感じだ。こんなことならテキストをそのまま覚えればいいだけの話なので、果たしてノートを取る意味があるんだろうか、と、ときどき疑問になったりもする。ま、んなこと考えても仕方ないから、機械的に先に進んじゃうんだけど。

 今日は市役所で午前午後と続けて二人、女性団体の方と待ち合わせて打ち合わせる機会があり、そのダブルデート(?)の合間の時間つぶしで近所の書店をウロウロした。今の勉強に役立つ本はないか、探すともなく探していて、まあ、面白そうな生態学の本も見つけたのだが、それより子ども本のコーナーで目が吸い付けられたのが小学館の『図鑑NEO植物』だった。分厚い表紙を開き中身を一瞥して、これこれ!この内容!これを全部理解し覚えて話せたら十分じゃん!

 で、早速購入。ん~、ずっしり重い。まだ6才か7才だったと思うが子どもの頃、はじめて『恐竜の図鑑』を買ってもらって、最初にページを開いたときの興奮がありありと蘇ってくる感じだった。あの図鑑はボロボロになるまで毎日読んで、隅から隅まで完璧に暗記していたものだ。 あの子どもの時の恐るべき記憶力が今残っていたら、受験勉強もさぞかし楽なんだろうけどなあ・・・

3月29日、明日明後日が土日になるので今日が実質的な年度末。国や県からの委託事業や補助事業は、決算も報告も全部締切だから一年でいちばん忙しいといっていい日なのだが、朝からちょっと神経を使う用事で御坊市に遠出し、さっき戻ってきたところだ。おかげで、ストレスがかかると必ず痛む右肩がいつにも増して痛い。

 こんな日でも、早朝4時半から勉強はした。昨日のうちに『森林』のテキストはいったん終える予定だったが、ノートを取り出すと結構時間がかかり、昨日の夜に加え今朝の作業でも取り切れなかった。やってみると、結構分量がある、どうやら終了は明日に持ち越しそうだ。

 昨日から再開のジョギング散歩は裏の高津志山へ。かつて南海電鉄が頂上に小さな遊園地を作り、細々と経営していた頃から名乗っていた「新吉野」・・・はさすがにちょっと恥ずかしいけれど、たしかにその桜はなかなかの見物で、毎年、多くの花見客が訪れる。今朝みたサクラは7分咲きといったところだが、さすがに時間が早いので貸しきりだった。それにしても、今年の開花は本当に早い。山の会では来週末に花見を予定しているのだが、その頃には葉桜になっちゃってるのじゃないかなあ・・ともあれ、今朝はこの山を往復して28分21秒。

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